三里中学校を訪問

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三里中学校を訪問しました。三里中学校は、自転車事故が多かった理由などから、昭和60年から自転車通学禁止になっていましたが、多数の保護者と生徒の要望により本年9月からヘルメット着用を条件とした自転車通学がスタートしました。県条例や自転車通学解禁という環境が整ったことから、ヘルメット着用がスタートしやすかった点は大きな違いですが、生徒たちも着用が当たり前になってきており、スムーズに着用化が進んでいるそうです。着用化が進んでも、ヘルメットのあご紐を締めない生徒もいるそうで、まだまだ着用の必要性を教えていく課題もありますが、着用を条件とした三里中学校の判断は正しかったと思います。
本県では平成31年4月1日に、18歳以下の子どもは自転車乗車時にヘルメットをかぶってもらうという県条例が施行されましたが、県警調査によると中学生の着用率は本市以外74.9%に比べ本市は5.9%という現状を受け、6月定例会で中学入学時から新入生を対象に順次ヘルメット着用義務化を提案しました。
今年度より自転車ヘルメット購入助成制度として中高生を対象として、2000円の補助を行っていますが、申請者は(7月24日の協議会時点で)、1090件(全体の16.1%)であり、1090件が実際の購入者数ではなく、タイムラグもあるが購入者は約半数です。
確かに生徒の内発的な動機付けも大事ですが、私は先に義務化が大事だという考えです。あくまでも着用化が先で、動機づけは後。なぜなら、子どもの命に関わることだからです。
「何のためにヘルメットをかぶるのか?」もちろん動機づけを高めながら、生徒自らがその必要性を考えていくことも重要です。
私の住んでいる潮江地区では、住民の交通安全意識は高く、「子どもの命を守るために、税金を使って誰が文句言うぜよ」とおっしゃる方もいました。
ヘルメット購入助成制度にしても期間が終われば、尻つぼみになっていく制度であれば、やらない方がましです。厳しい財政状況は承知していますが、子どもの命に関わる取り組みは徹底して進めなければならない。持続性の高い制度を要求していきます。
そして、子どもだけではなく大人から率先してヘルメットを着用すべきだと考えます。