高知市議会本会議場において、令和元年度「こうち志(こころざし)議会」が開催されました。

f:id:ryosaku0408:20190822160337j:image

 

 

8月22日13:00から高知市議会の本会議場において、令和元年度「こうち志(こころざし)議会(中学・高校生)」が開催され、私は、今回初めて議会傍聴席から傍聴させていただきました。
本日開催された「こうち志議会」では、
中高生たちが、高知市の行政について事前学習を行い、身近である学校のこと、自分たちが暮らす地域のこと、歩行者や自転車通学からの交通安全対策についてなど。
子どもたちの新しい視点や柔軟な発想から、夢や希望を実現できる社会や未来について語り合い、市政の仕組みについて学んで、市政に関心を持ってもらうきっかけを作る取り組みです。

 

私も、高知市議会6月定例会一般質問の中で
18歳選挙権、成年年齢18歳引き下げ(令和4年4月1日施行)について。
高校3年生になるまでに、主権者としての意識や、いわゆる大人としての自覚をより早い段階から育む必要があること。


将来にわたり負担と責任も負うことになる若者たちが、政治や社会について参加する仕組みや機会を持つことは重要であると訴えました。

子ども自身が、地域のリアルな課題を発見し、課題解決に向け議論に参加する機会は、いずれ社会人となる子どもたちの社会への参加意識につながっていきます。

 

私自身も、いち高知市議会議員の立場として、普段から街頭に立ち、時間があれば地域を歩き、地域の方々や、子ども、学生、若者世代と自分からコミュニケーションを取ることを心掛けています。


さらに、よさこいや地域の行事や防災の取り組みなど、積極的に地域社会に参加することによって、高知市をより良いまちにするための課題やニーズは何なのか?


日々、観察や分析、調査・勉強、仮説を立てるなど、議員としての活動に繋げております。

私は、以前から行政や議員が高校のみならず、小中学校に積極的に出向き、子どもからもまちづくりなどのマーケティング、意見交換を重ねる機会をさらに拡充すべきだと考えています。

いくつかの理由があります。


例えば、私自身も今回初めて選ばれる立場となりましたが、それまで議員を身近に感じる機会は、ほとんどありませんでしたし、議員や政治に対する距離さえ感じていました。


今や選挙権は18歳に引き下げられましたが、実際に私が18歳の頃は、難しい政治は、一部の選ばれた人が決めていくのだろうと、思っていました。

 

あくまでも当時の私の場合ですが、人口減少問題や、少子高齢化と言われても、どこか遠い異国の話ではないかと思っていたぐらいです。
昨今は投票率が低迷し(2019高知市議会議員選挙、約36%)、若者が政治から離れている。あるいは政治が若者から離れている(特に20代30代)今日こそ、議員や議会側の意識改革も必要だと感じています。

 

教師時代、恩師から、子どもであっても一人の人間として意見を尊重するのとの大切さを教えていただきました。
ドイツのベルリン市では、公園を改修する際、実際に利用している3歳〜ヒアリングを行なっているそうです。
まさに、子どもであっても社会に暮らす一人の人間としての意見を尊重している良い例ですよね。

 

「こうち志議会」のように大掛かりな取り組みは、年に一度くらいが限界かもしれませんが、こども時代から「自分の意見表明が、まちづくりの意思決定に影響を与えることができること」
つまり、子どもにとって自分の行動が社会に影響を与えるんだと、気づいてもらえるような取り組みを、どんどん行っていくべきだと思います。

 

「こうち志議会」にご参加された、教育関係者、保護者の皆様、そして議員の皆様、本日はお疲れ様でした。

 

本日は、色んなことを考えさせられましたし、「こうち志議会」の議員の皆様から刺激を受けました。
私も、「こうち志議会」の議員の皆様に負けないように、しっかりと努力研鑽を続けてまいります。