閉会しました_市政報告(要旨)

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今朝は百石町業務用スーパー前から市政報告。

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節目を迎えた第500回高知市議会定例会は昨日(27日)閉会日を迎え、今議会、現在、小学6年生までとなっている医療費の無償化を、今年10月から中学生まで拡充する事業に、拡充分として5,800万円盛り込むなど、一般会計の総額で1561億円となる2024年度当初予算案など計79議案を提出し、全会一致で可決。

報道でもありました通り、副市長に総務省自治行政局行政課から神谷美来氏(課長補佐)を選任する人事議案にも全会一致で同意致しました。

今議会、私、甲木良作は、南海トラフ地震対策、高知市ふるさと納税、学校運営協議会及び地域共生社会創造、執行部への質問と提言を行いましたので、以下、その内容(要旨)を報告します。

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南海トラフ地震対策》

能登半島地震では,被災地は救助やインフラ復旧の遅れ,不十分な医療や支援物資,孤立状態などさまざまな苦境に直面しており,本市としても,今回の教訓を南海トラフ地震への更なる備えに生かしていく必要がある。

本市では,令和3年度から,L1津波浸水区域外の主要な指定避難所39施設へのマンホールトイレの整備を進めており,令和5年度で24施設が整備完了。

令和6年度は8施設,令和7年度に7施設でマンホールトイレ整備事業は完了の予定である。 
一方,令和13年度完成予定の「三重防護」による対策により,現在の想定では浸水想定区域内であっても,対策後は浸水想定区域外となる場所があると想定される。

Q甲木良作
「三重防護」の完成以降に浸水想定区域外となる場所にも,トイレ整備を進めていくことも検討すべきではないか,防災対策部長の所見を伺う。

【防災対策部長】
質問の通り、三重防護対策の完了で、L1津波浸水想定区域外のエリアは拡大する見込みであり、候補地となる避難所の調査や財源の確保策など、マンホールトイレ整備に必要となる調査を進めてまいりたい。

能登半島地震では,道路が大きなダメージを受け,救助やインフラ復旧の遅れ,不十分な医療や支援物資,孤立状態など,さまざまな苦境に直面している。
南海トラフ地震でも同様に,自治体等の即時対応が困難となることも予測される。避難所の開設や運営については,地域住民で行うことができるように日頃から訓練しておくことが重要となり,普段から地域住民同士が助け合える関係を築くことがいかに大切であるかが分かる。

Q甲木良作
本市として,これまで各地域の自主防災組織等の取り組みをどのように支援してきたのか,今後,ソフト対策をどう強化していくのか,防災対策部長の所見を伺う。

【防災対策部長】
 本市では、地域の防災力向上のため、従来は町内会単位で結成されていた単位自主防災組織について、広域での災害対応や活動活性化を目指し、小学校区単位での自主防災組織連合会の結成を進めており、現在では、市内の全小学校区で40の連合会が設立され、これらの連合会に対し運営や活動への支援を行っている。

この支援の一環として、連合会の活動等への補助制度を設けており、制度を活用してもらうことで、単位自主防災組織では実現が難しい小学校区規模での訓練や啓発イベント等を行うことが可能となり、地域の連帯感の強化や、防災意識の向上など様々な効果を期待している。

高知市ふるさと納税

Q甲木良作
今議会に諮られた当初予算編成の中にも,ふるさと納税拡大に対前年度2億円増額で計上されているが,今後の具体的な取組について,市長の考えを伺う。

【市長】
 ふるさと納税は、寄附の99%以上がネット経由となっており、ポータルサイトに掲載している返礼品情報の充実は不可欠なものとなる。今後、ポータルサイトの充実、マーケティングの強化、事業者とのコミュニケーション強化の3点を中心に、その取組を加速化していく。令和6年度に新たに設置する「ふるさと納税推進室」において実施することとしており、新たな体制のもと、寄附拡大に向けて、取組を推進していく。

【蒼天の志】
私事ではございますが、2024年1月11日第一子長男を授かりました。命名「蒼志」座右の銘でもある「雲外蒼天」から一字を取りました。人口減少や環境問題、経済のグローバル化等、我が国が直面する課題山積ではありますが、自らを起点とする志(夢)を見つけ、どんな時代であっても、努力して乗り越え、快い青空を目指してほしいという願いです。

私が好きな詩人 坂村真民先生の「あとから来る者のために」という詩があります。あとから来る者のために、田を耕し、種を用意し・・・〈中略〉未来を受け継ぐ者たちのために、みなそれぞれ自分で出来る何かをしてゆくのだ。という詩であります。

現在、当たり前のように無償で配布されている教科書も、昭和36年から始まる高知長浜の教科書無償闘争であり、当時の人々が、全ての子供達が安心して教育を受けることができるよう強い願いを持って権利を勝ち取ったからです。(当時の高知市議会も意見書を提出)

私が政治の道を志した原点は、政治家として人の役に立ちたいというおもいです。

保守でも革新でもなく、国政政党とは距離を置いて、あくまでも高知市のために何が必要であるのかを議論し、行動を起こす、「中道」議員の立ち位置として、これからも、「あとから来る者のために」本市の課題解決に向け、是々非々の議論を行ってまいります。

長男が誕生したことによって、私自身、子育て世代の先頭に立つ覚悟を持って、率先垂範して子育てにも全力で取り組みたいと考えております。

今までのように、地域まわり等、活動も制限されますが、SNS等をフル活用し、また、出来る限り街頭に立ち続け、顔の見える活動を継続してまいりますので、宜しくお願い致します。

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