教育格差の是正に取り組む

f:id:ryosaku0408:20230902073342j:image

昨日(9月1日)は、家庭等の事情により一般的な塾に通うことが難しい小中学生を対象に、家庭の経済状況に応じて、無料や低額で通うことができ、食事付きで学習を支援する「ステップアップ塾」の開塾式が開催されました。

既に東京で2か所、群馬県前橋市、福岡県北九州市で開設されており高知市が5か所目となります。

開塾式には中谷 元内閣総理大臣補佐官や、高知市教育委員会松下整教育長、多くの教育関係者がご出席になり、地元紙等でも報道されるなど高い関心を集めております。

f:id:ryosaku0408:20230902073628j:image

f:id:ryosaku0408:20230902073639j:image

ステップアップ塾では、高校生・大学生らが、ボランティアで子ども達の学習指導に当たり、日本ユネスコ協会連盟の助成のほか、民間企業等から協賛金や教材、食材の提供を受けて運営されております。

活動の目的は「教育格差の是正」でありますが、既存の4か所のステップアップ塾に通っている子どもさんの家庭状況を見ると、塾生約350人のうち、年収141万円以下の家庭が8割強、そのうち女性の一人親家庭の割合が9割強という事実があり、学習支援がお母さんたちへの支援にもつながっていると考えています。

本市は、一人親の割合が高いことから、この度の高知での開塾が、本市の課題解決の一助となることに期待するものです。

f:id:ryosaku0408:20230902073649j:image