読み聞かせボランティア最終日

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読み聞かせボランティア最終日は、神田小学校2年1組でした。
昨日15時頃、瀬戸内海中部を震源地とした、本県震度1-2の地震が発生しました。南海地震は、今後30年以内に70%~80%で、予測されるマグニチュードは8~9と言われています。
しかし、実際にいつ地震が起こってもおかしくないところまで南海トラフへの負荷が限界に近づいきています。
本市も2011年の東日本大震災後、南海トラフ地震の被害想定を抜本的に見直し、様々な防災・減災対策を実行することによって、地震津波から市民の皆様の命を守るまちづくりを急ピッチで進めてきました。
しかし、災害関連死対策として、避難所でのトイレの確保や、雑魚寝によるエコノミークラス症候群等、まだまだ課題山積です。
その中で、防災教育をこれで以上に力を入れていきたい。昨年の西日本豪雨災害でも、本年の台風災害でも、「避難指示」が出ても、とにかく人は逃げないということがわかりました。
行政は教訓をいかして、ファーストプライオリティとして、まずは避難に力を注ぐべきです。
2011年東日本大震災で、岩手県釜石市の3,000人近い小中学生のほぼ全員が避難したことは、多くの人に希望を与えました。いわゆる「釜石の奇跡」ですが、釜石市では発災直後、釜石東中学の生徒たちが直ちに学校を飛び出し、高台へと避難しました。
それを見た近隣小学校の児童や教職員、地域住民もそれに倣いました。
人間の心理として、避難すべきだとわかっていても避難しないものです。
他に誰も避難をしていないのに、どうして自分だけ避難するのか。それなら、他に誰も残っていないのに、どうして自分だけ残るのか。避難率先者を増やすことができれば、人間の心理を逆手に取ることができます。
そのためには、小中学校9年間の義務教育で、徹底的に命を守る術を叩き込むことが重要だと考えます。
目を輝かせている子どもたちの、重い命を誰一人犠牲にしてはならない!
市政運営について、今後の防災教育について等、12月6日開会予定の第473回高知市議会定例会の個人質問に立たせていただく予定です。